先日の記事で、「英語の名詞は、数えられる名詞と数えられない名詞に分けることができる」というお話をしました。
名詞が数えられるか・数えられないかを理解することは、正しい英文を作る上で重要です。
先日の記事はこちらをどうぞ。
しかし、英語の名詞には同じ単語でも複数の意味があり、意味によって数えられる場合と数えられない場合がある単語があります。
今回の記事では、このように意味によって数えられる場合と数えられない場合がある単語を紹介していきます。
今回参考にした英語の本
意味によって数えられる場合と数えられない場合がある名詞について
冒頭でもお話ししましたが、1つの英語単語が複数の意味を持つ場合があります。
そのため、使っている意味により数えられる名詞の時と数えられない名詞の時がある場合があるのです。
辞書を使ってその名詞が数えられるか数えられないか調べる方法
辞書で単語の意味を調べると、訳が複数出てくる時がありますね。
英和・英英の辞書の関わらず、名詞を辞書で引いたときに C や Uという記載が各意味の横に記載されていることがあります。
CはCountableの略なので数えられる名詞ということを表しています。
UはUncountableの略なので数えられない名詞ということです。
意味によって数えられる場合と数えられない場合がある名詞の例
では実際に意味によって数えられるか、数えられないが変わる名詞を紹介していきます。
ここで紹介するのはほんの一部です。
例:paper
- 数えられる場合 Do you have a paper ?「新聞はありますか?」/ a paper =「新聞」
- 数えられない場合 Do you have a piece of paper? 「紙を1枚持っていますか?」/ paper =「紙」
例:food
- 数えられる場合 This supermarket sells organic foods ?「このスーパーではオーガニック食品を売っています。」/ a food =「1種類の食べ物」
- 数えられない場合 Do you have any food? 「食べ物を持っていますか?」/ food =「食べ物」
fruit「果物」という単語も同じように使うことができます。
例:room
- 数えられる場合 We have a room available tonight.「今晩は空室が1室あります。」/ a room =「部屋」
- 数えられない場合 There is no room in my bag. 「私のカバンにはスペースがない。」/ room =「スペース」「空間」
例:coffee
- 数えられる場合 Can I please have a coffee?-※「コーヒーを1つ(1杯)下さいますか?」/ a coffee =「1杯のコーヒー」
- 数えられない場合 I don’t usually drink coffee. 「私は普段コーヒーは飲まない。」/ coffee =「コーヒー(飲み物の種類として)」
※「コーヒーいっぱい」は正しくは a cup of coffeeですが、口語的にa coffeeでも同様な意味で使われます。
その他の飲み物、beer, wine, tea, juiceなどは似たような方法で使うことができます。
例:time
- 数えられる場合 I really had a lovely time.「本当素敵な時間でした。」/ a time =「ひと時」
- 数えられない場合 Do you have some time? 「お時間ありますか?」/ time =「時間」「余裕」
まとめ
英語の名詞には同じ単語でも複数の意味があり、意味によって数えられる場合と数えられない場合がある単語があります。
今回の記事で紹介したのは、よく使う単語で数えられる場合と数えられない場合があるものを紹介しました。
その他にもたくさんの名詞に同様なルールが当てはまりますので、気をつけて使って行きましょう!
今回参考にした英語の本